仕事場初公開!

仲西常次(なかにしじょうじ)

2006年04月22日 19:17

恥ずかしながら、仕事場を公開します!
手前が定盤(じょうばん)と言い、この上で漆をこねます。
右側にある黒い箱が、湿室(しめしむろ)で漆をかわかす箱です。


定盤(じょうばん)の上です。
刷毛とへらを置いてみました。
普通は、定盤(じょうばん)の上は真っ黒なんですが、
私は、色漆を使うので、色があちこち残っています。
(わざと残してます:笑)


湿室(しめしむろ)の中です。
「寿」の字は私の知り合いの書道の先生の作品です。
うるしを塗りたいと、私のとこに持ってきたので、
「拭きうるし」という技法を教えつつ、
私も手伝って漆を塗ってます。(何回も繰り返し塗らないといけないので)
下に見える白いものは湿度計です。
70%以上にいつも保たれてます。
漆(うるし)を乾かすのに、なんで湿度を上げるのか?
それは、漆は酵素の酸化活動で固まるらしいんです。
ですから適度な温度と十分な湿度が必要なんですね。
その酵素は、漆器の中でず~と生き続けるらしいですよ。
だから漆器てだんだんと硬く強くなっていくんですね。
どうやって湿気をたもつかって?
中に雑巾を濡らして入れるだけです!笑